2005年06月11日

オー、マルゴー!

お誘いを受けて、1972年のシャトーマルゴーをお相伴にあずかりました。
ちなみに私の生まれヴィンテージではありません。

マルゴーといえば映画「失楽園」。「私の血はワインでできている」とのたまった方もいらっしゃったわねえ。その当時、私はワインと言えば「聖母の乳(リープクラウミルヒ)」や「シュワルツカッツ(黒猫)」などの、甘めのドイツ白ワインしか知らなかったっす。

それはさておき。
自腹で買えるようなワインではないし、今回飲まなかったらいつ出会えるかわからないので、ン万円(料理込み)奮発しちまいました…。

今まで飲んだ中で一番古いヴィンテージを…グビグビ。ングッ。プハー。

アルコールのトンガリ感がいい具合に飛んでいて、まろやかな口当たり。
ビロードの布地が寝ちゃってテカテカになったような具合、とでも言おうか。もう少し使い込んじゃうと破れそうな、ギリギリの危うさ。ここまで年期を経ると、ワインもウィスキーに近くなる。

去年マルゴーのセカンド、パヴィヨンルージュ(ヴィンテージ不明。たぶん2000年前後)を飲んだ時のようなエレガントさと濃厚さはなかった。味を楽しむというより味を保てたことを確かめて、感謝するワインだったと思う。
ワイン通の友人は「コルクも腐ってなかったし、他のワインだったらこんなに味が残らない!」とフォロー。

人間だったら30代、脂ののりきった中堅どころだけど、ワインは人間の2倍の早さで歳を取るのかしらねえ。10年前に出会いたかったよ。
ワインって人間っぽいから面白い。ラベルどおりの人もいれば、中身が腐ったビンテージもあるし。名の知れないラベルでも、飲んでみて味わい深かった時は、日の目を見せてあげたようなうれしい気分になるし。

それを思うと、寒暖差と風雪に耐えて、まっすぐに歳を重ねたこのマルゴーは凄いのかも知れない。

私もこうありたいものだワ…。
posted by マドレーヌ at 17:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 食べ物>酒とつまみ
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